人こと

副社長 安孝幸

『学び』

知らないより知った方がいい。
しかし、知っているのと、出来るのには大きな違いがある。
知識を活かさないなら知らないのと大差はない。
知ったことをどう生かすか。
何に使うか、何のために使うか。
人生、出来ることで有れば楽しく生きたい。楽しさとは喜び。楽しく生きるためには楽しくない体験が必要になる。喜ぶためには悲しみを知る必要がある。楽しみは「楽ちん」ではない。これらを感じる心は勝手にできあがるものではない。人は、出来れば苦しまずに楽をしたいと考えがちになるが、実は苦しみの中や辛さに耐えた先にしか真の喜びや嬉しさはない。また「楽しい」と「嬉しい」は大きな違いを持つ。どちらかといえば喜びとは嬉しさに近い。そして喜ぶためには強い心が必要であり、それはことの継続の中からしか(心を鍛える)作り上げることが出来ない。心の成長は、すんなりいかないこと、手こずること、やめたくなることから逃げなかった者だけが得られるものである。お金を沢山稼いでも心が成長するとは限らない。売上が大きくなったからと言って心が成長しているとは限らない。 本当の潮時を見つけることは難しい。 なぜなら自分のことを一番知っているのは皆が自分自身だと思っているが、実はその事実は人によって異なるから。偉い人は自慢はしない。偉そうな人は自慢をする。偉い人は言い訳をしない。偉そうな人は言い訳をする。自分を優先に生きるか、人を優先に生きるか。生きるとは学ぶこと。学びは、失敗から得られるもの。 無駄を承知で臨むこと、見返りを期待せずに真剣に臨むことから、褒美は忘れた頃にやってくる。
仕事もゴルフも練習をしなければ上達しない。経験を積めばば少しの上達はあるが大きな上達はない。在るメーカーの営業T部長に勉強代を払い、在るサロンのゴルフ部のコンペに度々参加をさせて頂き、多摩にある米軍のゴルフ場に何度も連れて行って頂いた。そして自らの練習を経てなんとか二桁が出せる様になった。センスでもなんでもない。知ろうと努力をすること、知ったことを試すこと、失敗してもチャレンジすること、逃げたと言われても堪えること、ミスをしても言い訳をしないこと。少し長いオーケーパットを受け入れず、前進四打を選ばない。出来れば少しでも良いスコアで廻りたいと思うのは当たり前のことだが、良いスコアで廻りたいのか、ゴルフが上手くなりたいのかによって選択は変わる。ゴルフの他にも人生を学べるものは沢山あると思うが、とかくゴルフからは多くが学べる。

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