人こと

副社長 安孝幸

『諦めない姿は美しい』

今まで生きてきた中で負けを経験したことのない人などはいない。しかし、周りや相手から負けたと思われている現実をしっかりと受け止めながら、当の本人は完全にそうだとは思っていない場合がある。何故その様に考えられるのか、それは、続きがあるから、終わっていないと思っているからである。負けたままでは終わりにしないと強く思っているからである。赤字でも資金があれば経営は続けていけるが、黒字でも資金が尽きれば会社は経営を継続できない。黒字倒産が無いわけではない。誰もが少なからず形に拘りたいと思っている。しかし、それはあくまでも許容範囲内が美しい。勝つことより負けないことが美しい。その逆に、謝って解決したはずの話しをぶり返してきたり、自分達で選んだリーダーを罵ったりする行為は良し悪しを別にして決して美しくはない。相手を敬うことや、自らを謙遜することは、礼節を重んじる人や国ではないと理解が出来ない。美しさとは、凛としていること、清らかであること、情熱を持っていること、素直であること。そして目の前にある今やらなければならない事を丁寧に本気で取り組んでいる姿/
パンツを購入した際に裾上げには四日かかると言われた。四日後の朝一には仕上がっていると。購入して三日後に購入店の近くを通る機会があったので、店舗に電話を掛け一日早いが仕上がっていないか調べて欲しいと頼んだ。電話に出た若い女性は、仕上りが明日の予定なら調べるまでもなく出来ていない、と言う。そうかも知れないですが、見るだけ見てほしいと頼んでも出来ていないと言う理由で断わられた。別件もあったことと、諦めが悪い性格も併せてその店舗に立寄り、若い女性ではないスタッフを探して同様に事情を話した。スタッフは出来ているかどうかの確認をとってくれたが未だ仕上がってはいなかった。しかし、縫製を依頼しているところは館内にあるのだと説明をしてくれ、今見に行って来ると言ってくれた。その彼は、ものの3、4分でパンツを持って戻ってきてくれた/
諦めずに挑戦する事は美しい。フォームが美しくなくても、独学でもトーナメントに勝つことが出来る勇姿を観て感動をした。人生には、直ぐに解ることと、時間を掛けなければ解らないことがある。Sさんの挨拶文を読まなければ「日日是好日」を観に行く事は無かったかもしれない。永く継続しているサロン様発信の勉強会に感謝し人は人から学ぶ生き物だと再認識した。
今年も八百文字から千文字の稚拙な文章にお付き合い頂き誠に有難うございました。
来年を今年以上の良い年にする為に、残された平成最後の年末をしっかり努めあげたいとおもいます。少し早いご挨拶にはなりますが、来年も変わらず宜しくお願い申し上げます。皆様、どうぞ良い年をお迎えになってください。

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