人こと

副社長 安孝幸

『人生観』

人の価値観とは、何が大事で何が大事ではないという判断基準。
人生とは、一般的には学生時代を経て社会人の時代、そしてリタイア後の時代へ移り変わります。学生時代、社会人、リタイア後の時代でそれぞれ価値観も生きる目的も変わっていきます。学生時代に大切にしてきたものを社会人になってからも大切にし続ける事は難しくもあります。社会人になりたての頃は、学生時代の仲間に会いたくて仕方ない時期もありました。しかし、三十代、四十代、五十代(なりたてではありますが)は友人より仕事を通して築いた仲間を大切にしています。社会人の中心は仕事です(勿論、子育てやその他に中心をおく方もいらっしゃいますが)仕事とは目的ではなく生きていくための手段であるはず。では目的とは何でしょうか。会社で言えば、それぞれに存在する企業理念が目的で利益は手段なのか。利益を出す為に御旗として企業理念を設けているのか。会社は利益が無ければ絶えてしまうので利益は絶対条件であるはず。人で言う酸素や水の様なものです。でも、人生の目的が酸素や水と言う人はおりません。平和な国だからこの様に考えるのだと思います。貧困な国では日々の水や食料を得る事が人生の目的である人も多く存在するはずです。人生の目的は、生きている場所や時代や環境によって異なるはずです。
健康な時とそうでない時の価値観は異なるはずですし、安全である場合とそうでない時の価値観も異なるはずです。しかし、変わらないものもあります。それが人生観。単なる価値観ではなくどの様に生きるか、どの様に生き抜くかと言う確固たる信念です。 人にどう見られるかではなく、自分の人生がどう在るべきかと言う考えによるものです。人の足を引っ張ったり、あらを探したり、弱い者いじめをしたり、強い者いじめをしたり、自分だけ助かれば人はどうなってもいい、自分だけが儲かれば他はどうなってもいい、この考えは腹がいっぱいであれば餌を必要としない動物以下だと思います。或るサロンで受けた講習の中で、「自分の葬儀に来られた方々に、亡き自分に何と声をかけられたいですか」と質問をされました。ここでは恥ずかしくて書くことは出来ませんが、私はその言葉が自分の人生観だと思っております。

弊社の桐岡はよく映画を観ます。50歳を超えると安くなると聞き、私も雨でゴルフの練習が出来ない時は映画館に足を運ぶ様になりました。
「家康に走って媚を売ったとなれば世の人の姿は崩れ、人はけじめを失う…。」
ぜひ「関ヶ原」をご覧になり三成の人生観を知ってください。

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