『匂いが一緒』
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
そして、私の独り言「人こと」にもお付き合い願えれば幸いです。
山手線のホームでの出来事。20代の若者が線路ではなくホームの上に唾を吐いた。
それを見ていた私は、その若者について色々なことを勝手に想像した。
やがてホームには電車が到着し、老人が降りようとしていた。
しかし、扉のレールに車輪が引っかかってキャリーケースが上手く引きずれずにいた。その時、多くの大人がいる中で先ほどホームに唾を吐いた若者だけが手助けをした。
その行為を観た私は先ほど感じた以上に唾を吐かなければ良かったのにと思った。
現代は、悪いことはしないが余計なことはしない人が増えている。いわゆる無難派揃い。
お客様から、おせっかいはおもてなしとそうは変わらないと聞いたことがある。基本は「そこまでやるか」だ。
良いにおいを「匂い」と書き、悪いにおいを「臭い」と書く。この人とは匂いが一緒。そんな人がいる。
感覚が一緒とか価値観が一緒と言うものとは少々異なる気がする。
匂いが一緒の人にはおせっかいをやきたくなるが、匂いが一緒なので言わなくてもいいことを少し覚えた。
あるお客様は、最近は国産のものを極力購入していると言っていた。衣料品等は中国の生産品が我国の販売の90%を占めている。
同じモノなら安い方ではなく、同じなら国産を購入すると言う考え方をお持ちのお客様だ。別のお客様は、僕は出光でしかガソリンを入れませんと言っていた。
良いか悪いかではなく、好きか嫌いかだと思う。拘るか拘らないかでもあると思う。生き方に拘りが有る方と考え方に拘る方。
一方で、モノやことに拘る方もいらっしゃる。
中国産か国産かに拘る方。これはモノに拘る考え方と生き方に拘る考え方に分かれる。体に良いか悪いかに対して拘る方も多い。
菜食主義者だけが長寿ではないらしい。何故なら体に必要なビタミンやミネラルが偏るからだそうだ。
そして医療の発達している先進国だけに長寿が多い訳でもでもなく、発展途上国にも長寿の方はいるそうだ。
北極圏に住むエスキモーの主食は98%が肉だそうだが、コレステロール値が高くても心臓病や動脈瘤破裂にはならない様だ。
話は戻って、何れにしても拘ることとは正しいか間違いかより、好きか嫌いかである。
生きる目的とは長生きをすることなのか。お金を沢山貯めることなのか。私は人生の目的は幸せを感じることだと思う。大きくても小さくてもいい。
しかし、幸せを感じる為には幸せの逆も数多く感じなければならない。
だから、否定は極力さけて生きたい。
ビプロスを同じ匂いだと言ってくれるお客様と日本の未来や美容業界の将来を語るのが何よりも幸せな時間です。
次回は横浜マラソンの感想を(完走とは限りませんが)お話ししたいと思います。
本年も弊社をどうぞ宜しくお願い致します。