人こと

副社長 安孝幸

『必然と自然』

合うか合わないかを決めるのは自分でしょうか、相手でしょうか。
自分が関心をもって近づかなければ、相手から近づいてくることは無いかも知れません。
これは「人」だけではなく「こと」もしかり。

最近、映画やドラマ等で子役の活躍が目立ちます。
彼ら彼女らの演技を観て感じるのは「すごい」この一言です。
元気な役も、弱々しい役も、大人びた役も、子供らしい役も、意地悪な役も、この子は地でやっているのかな、とさえ感じます。
心地よい無理やりも感じます。

まるっきり正反対ですが、美容室でシャンプーやマッサージをして頂くときに、この人はシャンプーするのが嫌なのかな、本当はマッサージはしたくないんだろうな、と感じてしまう時があります。
30でこの業界に入り早17年、沢山の美容師さんにシャンプーをして頂きました。リップサービスではなく、大半の方が上手でした。
しかし、『この人本気だな』と感じたのは上手なシャンプーとは別ものでした。人は感じる生き物です。 感じる、 それは何かと比較して出る答えです。
上手いも、美味いも、大きいも。自分の物差しが平均以上なのか、以下なのか。答えは他人でしか出すことが出来ません。 ですので、成長意欲と謙虚な姿勢が必要なのだと思います。

富士山に登れる期間は、7月中旬から9月上旬。 毎週登っても10週有るか無いかです。 凄い美容師さん(経営者)がいまして、4ルートを2回ずつ。8週連続で登られた方がいらっしゃいました。月曜日の仕事を終えてそのまま富士山に向かい登山。
頂上でご来光を拝み下山。昼前に家に帰って、直ぐに寝て、水曜日は普通に出勤。これを8週連続。
何故そんなことをしたのか聞きますと、12月に過去最高の売り上げを出したかったからだと。この業界にも沢山たくさん凄い方がいらっしゃることを再認識いたしました。

この美容師さんは、お客様から「この美容師さんはシャンプーすることが好きなのかしら」と思わせるシャンプーをされていると思います。
こんな方でこの業界があふれたら良いなと思います。もちろん8回登る必要はありません。

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