人こと

副社長 安孝幸

『ときぐすり』

広島と長崎は、1945年の8月にアメリカによって原子爆弾を投下された。25万人近くの方が犠牲になった。アメリカは、その後に予定していた九州、関東への上陸作戦が回避され多くのアメリカ国民と日本国民の命が助かったと原爆投下を正当化している。戦争に正しい方も悪い方もない。勝った方が正しかったと残る。しかし、負けた方は永遠に頭を下げ、お金を払い続けなければならないのだろうか。集団的自衛権は保有するが行使出来ない。我々の命に関わる大きな問題であるが、若い世代の関心はどうなのだろうか。今迄我が日本が平和でいられたのは憲法九条があっただけではない。近隣諸国がどんどん変化をしている中でこれからの平和を考えると、私達も変わらなければならないのではないだろうか。平和が何より大切であり、二度と戦争を起こしてはいけない。ただ、平和を保てる理由は平和ボケの国民からでは生まれない。この事実をもっと知るべきではないだろうか。また、世界の歴史認識を変えることは難しい。なぜなら、戦勝国と敗戦国があり民族も異なる。したがって正攻法ではなく武力で何とかしようとする国が出てくる。ならば我々は自国の利益だけに捉われず、過去からの裏付けをとった自国民以外にも有効だと感じてもらえる意見の主張が必要になるのではないだろうか。

話は変わって
三月末に不注意で怪我をしてしまった。 GWを明けた現在でも痛みが残っている。病院で二度ほど調べたのだが骨には異常がないとのこと。痛み止めを飲めば痛みは和らぐかも知れないが、それは根本的に治ることとは違うので、飲まずに毎日痛みと共に過ごしている。三月末と比較をすれば明らかに痛みは和らいでいるのだが、先週と比べると緩和しているのかどうか判らない。昨日と比べると全く変わらない気がする。栄養のあるものを食し、ある程度の睡眠をとり、体に悪いことを極力避けていけば自然に良くなっていくのだろう。そう信じたい。身体中どこも痛くない、髪にも体にも何の不満も無かったころが懐かしく感じる。痛いところが出来、治りも遅くなり、気になるところも増えた。でも、熟し方は少し覚えた。我慢も過去から比べればはるかに出来るようになった自信がある。植物はじっとしている様に見えて中身は活動している。動かないだけで細胞は必死に生きている。

もう治らない、もう修復できない、と感じる様な身体や心の傷も、時間はかかるかも知れないが必ず良くなる。そう信じる人には「ときぐすり」と言う秘密の薬が少しづつ効いてくる。

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