『オーナー感覚』
先日お客様と話しをいている時の会話の中で出てきた言葉です。
『オーナー感覚』を持っているスタッフ。『オーナー感覚』を持ち合わせていないオーナー。何故オーナーなのにオーナー感覚が少ない方がいらっしゃるのでしょうか?それはオーナーとしての器に未だ満たない方が出店してしまうからではないでしょうか。こんな事を言うとこちらの商売下手がバレてしまいそうですが、独立をしようとしている方がまだ発展途上だった場合には(オーナー感覚が感じられない場合)、メーカーやディーラーは誠実なスタンスをとりながらその独立にブレーキを掛けるべきではないでしょうか?そして独立に計画性を持たせ、オーナーと協調しながら、双方にとってより良い時期に独立をすべきではないでしょうか。
『オーナー感覚』を持っていない、持とうとしない方が店を出します。そうするとその店に入店したスタッフはそれが普通だと思ってしまうので自分でも簡単に独立してしまうでしょう。ただでさえ厳しいサロン業界です。オープンして5年以内に50%の新規開店サロンが閉店を余儀なくされています。過去にこんな事がありました。出店の相談があったのですが、固定費が掛かりすぎると変化に対応できにくくなるので、勇気をもってその出店に反対をしました。競合ディーラーは「いける、いける」と言っておりました。結局、支店の出店はGO、競合ディーラーが勝利。弊社は取引が無くなりました。ただし、出店後の結果は…。オーナーは技術だけでなく、社会性や人間力に富んだ方になっていただきたい。もし現在そうでなくても、そうなりたいと思っている方になっていただきたい。ただ儲かればいいと思っている方がオーナーになると美容業界は衰退してしまいます。繰り返しますが、持っているかいないかではなく、持ちたいか持ちたくないかではないでしょうか。
スタートからオーナーをされている方は本当に一握りだと思います。そしてその方は美容師ではないと思います。それ以外の方はシャンプーから始まり、ブロー、カット…。皆同じ道を歩みます。近道は無いはずです。今現在、多くのスタッフが独立を考えていらっしゃると思います。我々は焦ることがいかに危険であるかを勇気をもって伝えていきたいと思います。逆に準備が整った方へは一生懸命応援したいと思います。(注・スタッフの皆様へ。現在働いているお店のオーナーの許可が無い場合は、我々ビプロスは独立のお手伝いが一切出来ない事をご理解ください)働かせていただいている間からオーナーの気持ちになって、オーナーの立場にたって、オーナーに感謝をして、もっともっとお客様を大切にして…。そうすれば、お客様が幸せになります。そして、お店(オーナー)も幸せになれますし、スタッフも幸せになれます。これからの時代は『三方善』。買って善、売って善、社会(環境)に善、が理想です。(Y先生に感謝)美容業界の『三方良し』はサロン良し、メーカー良し、ビプロ○良し、です(笑)
最後に話しは変わりますが、皆様は弊社の携帯メールマガジンを読んでいただいておりますでしょうか?手前味噌ですが結構暇つぶしになります。是非ご登録をお願い致します(平林所長に感謝)。登録は左ページのアドレスよりご登録頂けます。
そして、いつもこのとりとめのない文章にお付き合いいただける美容志に感謝を申し上げます。 合掌。