President's view

代表取締役 桐岡俊樹

『会社を弱くするもの!?』

いつも大変お世話になり有難うございます。また、毎度ビプロスニュースをご愛読下さり重ねて御礼申し上げます。

さて、消費増税が実施されてまる一年が過ぎましたが、皆様におかれましてはこの一年の状況はいかがでしたでしょうか?
昨年以上に大きく盛り上がっているサロン様もある反面、多くが消費不況に頭を悩ませている、そんな状況を目の当たりにすると、『新しいことに挑戦』することなくいつまでも同じことを同じやり方でやり続け、いつか来る良き日をただボーッと期待して待っているようでは手遅れになりかねないと改めて危機感を強くする昨今です。  しかしながら、『そうはいってもなかなか一歩を踏み出せないんだよ』、そんな気が蔓延しているのが日本社会の現状なのではないかと感じます。

先日ある方が、『このように厳しい時代だから、まずは出来ることをひとつずつやっていきたいと思う』とおっしゃっていました。それを聞いた瞬間は、私ももっともらしい言葉のように感じましたが、その後なぜか違和感を覚えました。

『出来ることをひとつずつ』?

それで今までと何かが変わるのだろうか?この場で何度も書かせて頂いておりますが、周りがどんどん進化している中で、現状維持は衰退以外の何ものでもありません。変化こそが成長と考えると、ただでさえ頑張っている中で、今までも既にやってきたであろう出来ることを、ただ闇雲に更に頑張ってみたところで本当に成長できるのだろうか?
今まで面倒くさくてやらなかったことや、勇気がなくて出来なかったことこそが、今やらなければならないことなのではないか、そんな疑問を感じました。

そのような体験から、今回は、『会社を弱くするもの』をテーマに、変化を拒む状況はなぜ作られるのかを考えてまいりたいと思います。

そもそも、いったい何が会社を弱く、あるいはダメにさせてしまうのでしょうか?会社の成長の和は社員全員の成長の総和と考えると、結局原因はひとりひとりの社員の仕事 に対する姿勢の劣化だといえるのではないでしょうか。

会社を弱体化させる社員の6つの特徴

まずは、『マンネリ』。仕事を作業と勘違いし、ただ同じことを同じ方法で繰り返していると、お客様が飽きるよりも先に自分が仕事に飽きてしまい、次第に仕事へのワクワク感が失われていきます。これでは本来楽しいはずの仕事が、楽しくなくなってしまいます。

そして『油断』。今日が大丈夫だから明日も大丈夫などという保証はどこにもありません。

三つめは『驕り』。今月も来店してくれたから来月もリピートしてくれるなどという保証はどこにもありません。

あなたが、あのお客様は自分のお客だなどと言っていても、お客様自身は、本当にあなたのお客だと認識しているでしょうか?謙虚さをなくした危機感の喪失、思い上がりはただの甘えにすぎません。

まずはこの三つ。これらはややもすると、私も含め多くの方々が陥りやすい罠。ただこれらはまだ会社が悪くなる初期の段階と考えられるので、一人一人の意識の持ち方次第で、改善することはさほど難しくないかもしれません。

しかしこれらをそのまま放置していると、更に恐ろしい現象が起き始めます。

まずは『妥協』。景気が悪いから仕方ない、オーナーが人を入れてくれないから、あるいは広告宣伝をケチっているから売上が上がらなくても仕方ない、などとすべての責任を周りに転嫁し始める。

そして『怠慢』。すべてが自分の責任というわけではないし、給料もやってもやらなくてもそう変わらないから適当にやっていればいいなどと、仕事を流すようになっていく。

そして最後には『諦め』。どうせ無理だから、また、必死にやったって変わらないのだからなどと、すべてが負の感情に侵されてしまう。

このような感情が社員の間に蔓延し始めたら、会社はどうなってしまうのでしょうか。言わずもがなでしょう。

人は成長しないよりした方がいいに決まっています。しかし成長するために新たにコトを起こすことは、非常にエネルギーを要します。だからついつい人は、言い訳片手に動くことを敬遠したくなる傾向があるのです。

先日あるサロン様の店長と話していた時のこと。その店長は、何かにつけ『それは規則だから無理なんですよ!』『それをやるとオーナーに叱られますから』の言葉を連発。

それを聞いていて、以前、ホテル内のレストランで19時までに入店すると貰える一杯のドリンクサービスを楽しみに、接待でもプラーベートでも利用するようになり、そのお店に5年以上通う常連客の話を思い出してしまいました。

その常連客はしょっちゅうそのレストランを利用していたため、そこのスタッフの多くと顔馴染み。時にはサービスを二杯受けることもあったそうです。ところがある日、仕事の都合でたまたま入店が19時5分になってしまった。その方は『ゴメンね。5分遅れちゃったけど、いつものサービス大丈夫?』と聞いたそうです。すると対応した新人らしき見慣れないそのスタッフは、こう言ったそうです。『申し訳ございませんが、5分も過ぎてしまったので、それは出来かねます。』

そのレストランに年間200万円以上のお金を費やしていたその常連客は、その後二度とそのお店に行くことはなかったという話。要するにその常連客はお店のスタッフの対応に『しらけて』しまったのです。

規則とサービスのどちらを優先すべきか?ファストフード店などとは違い、少なくともマニュアルだけでは顧客の心をつかむことができない我々美容業においては、『規則よりもサービスを優先』することがいかに大事かを考えさせられた話でした。

前述したサロン様の店長に話を戻しますと、彼は決して間違ってはいません。それどころか規則を守り、出来ないことややってはいけないことには手を出さない。模範的な社員だと言えるでしょう。しかし現場のトップとしてどうなのかと考えると、疑問を感じるのは私だけではないのではないでしょうか。なぜなら、その店長が率いるお店のスタッフは、店長の背中を見て自ずと常にサービスより規則を優先させることが大事だと考えるようになり、結果、お客様に『しらけ』の感情を与えてしまいかねないお店の雰囲気が蔓延してしまうリスクが高いからです。

ところで最近、これは年齢に関係なく、指示されたことあるいは決められた範囲の中では一生懸命仕事はするものの、その小さな枠の中だけでしか動けない、そんないわゆる『素直ないい子ちゃん』を目にすることがあまりにも多くなった気がするのは私だけでしょうか。

そのような人たちと深く話をしていくと、共通点が多く、これはどうやら子供時代にその原因があることに気付かされます。

あなたは、幼少時代、ご両親や学校の先生に、『これは危ないし怪我するからやめときな。』『どうせやっても失敗するから無駄だよ』『どうせ君には無理だよ』などなど注意された記憶はないでしょうか。こういったアドバイスがいかに多くの子供たちに、新たな行動を起こすことへの恐怖心を与えてきたことか?

そして更に、彼らは社会人になってからも、一部の上司や先輩たちから『無駄だ。無理だ』と否定されることを経験する。このような環境が続いたとしたら。つまり自分の価値観、自分の人生を後輩たちに押し付けようとする、言い換えると他人に自分と同じ道を歩ませようとする人から影響を受け続けたとしたら。

これでは一人一人の成長は停滞し、組織として現状を打破し、新たな成長を目指し将来への可能性を拡げていくことなどは、夢のまた夢になってしまうのではないでしょうか?

そもそも、そう教える大人や先輩たちには無駄、あるいは無理だと思うことだったとしても、子供や後輩たちにとっては無駄や無理であるとは限りません。彼らだったらそれを有効に活用し、もしかしたら無理だと思われることをいとも簡単に出来てしまうかもしれないのです。このような他人の可能性の芽を摘む行為、これが結局は本人のやらない言い訳を生み出し、今の閉塞感漂う日本の社会を助長させていると言っても過言ではない気が致します。

弊社は今年、『最大瞬間風速への挑戦』をテーマとして掲げました。やってはいけないことはない、勝手に自分で作り上げたただの妄想ともいえる『限界』をぶち壊そう、いったいどこまで自分は出来るのか、とにかくこれに挑戦していこうと!

自分がやりたいと本気で思ったら、やっても無駄だから、あるいは規則だから無理などと諦めずに、会社に負担を与えずに出来る方法を必死に頭に汗をかいて考え、『やらせて下さい』と上司に対して思いをぶつける勇気、そしてそれを行動に起こす覚悟を持つこと。そして上司はそれに対して、問題になるからなぁと彼らの可能性の芽を摘むのではなく、常に『やってみな』と背中を押してあげる勇気と結果に対しての責任感を持つこと。この姿勢、この気概が、停滞する空気をぶち壊すためにも必要なのではないかと思います。

今、日本社会は大きな岐路に立っています。平均寿命が男性は80歳、女性は86歳を超えるという超長寿社会において、政府や政府の犬と化した一部大手マスコミが言うところの日本再生、そして幸福な社会というものが本当に到来するのか、あるいは、後世に過大な負の遺産を先送りし、このまま低迷を続け不幸な社会と化してしまうのか。いずれにしても政府や景気に期待していても始まらない中では、我々一人一人が、今何を止めて、何をするべきなのか、自己責任の下で、自らが選択していかなければ道は切り開かれないのが現状です。

美容業界内でも、人手不足の問題から、将来の人材の規制緩和を見越した海外への出店や、カラー専門店のチェーン展開など、色々な新しい動きも活発化し始めているようですが、まずは私たちがするべきことは、隗より始めよ。立ちはだかる負の要素を取っ払い、経営者や幹部が自ら前に進もうとする勇気と気概を持ち、自分の限界をどこまで上に持ち上げていけるかに挑戦することなのではないかと思います。

人は年を重ねると後半の人生は衰えてしまうものと勘違いしているのか、またはやらない言い訳を自らに与えるために発しているのか、『自分はもう歳だから(変わらなくていい)』という言葉を多用する方がいらっしゃいます。しかし、人生を一日の天気の変化に例えて考えると、午前中がどうであれ、午後から一気に快晴になることだってあるはず。『一日一生』、思い立ったが吉日。今日から、いや今すぐにでも前に動き始めることが求められているのではないかと思います。

今年も間もなく三分の一が過ぎようとしております。是非今年は、皆さんと共に最大瞬間風速を吹かせ、業界全体を快晴にしていきたい、そんなふうに思っております。

今回も最後まで長文をお読み下さり有難うございました。

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