President's view

代表取締役 桐岡俊樹

『人生は下りエスカレーターを逆に昇るようなもの!?』

いつも大変お世話になり有難うございます。また、毎度 ビプロスニュースをご愛読下さいまして重ねて御礼申し 上げます。

さて、いよいよ消費増税が実施されました。3月は駆け 込み需要効果で、過去最高の売上を上げた会社なども少なくなかったようですが、皆様におかれましてはその後の状 況はいかがでしょうか?今回の消費税UP分は当初、政府が言うところでは社会保障のために使うということでしたが、どうやら金に色目が付いていないことをいいことに実際には、多くが震災復 興や歳出削減のためにカットしてきた公務員の給与を元に戻すための原資として、あるいは一部の輸出大企業の既得権益である消費税還付制度に基づく輸出戻し税の補填のための資金として大半が消えてしまうとのこと。さらに 現在のところはまだ棚上げになっているようですが、国自体が貿易収支だけに留まらず、経常収支さえ赤字に転落しかねない状況に陥っている状況にもかかわらず、政府は政治家の歳費まで増やすことを目論んでいるとも聞きます。これでは政治の本来の目的である経世済民(世の中をおさ め人民を救うこと)とは名ばかり。経世済民の略語である『経済』も良くなっていくはずがありません。

このような、日本以外の国であれば暴動さえ起こりかねないようなことを平気で行う政治の実態を見ると、怒りと 共にやるせなさが募るのは、私だけではないはずです。しかしながら、いずれにしてもスタートしてしまった消 費税8%。今さらああだこうだ言っても元に戻る話ではあ りません。であれば、一連の流れをネガティブに考えていても仕方ありません。まずは、少なくとも自分の周りだけは明るく、そしてより良い明日を創っていこうという強い気概を持って一歩一歩前に進んでいくしかなさそうですね。一部マスコミの調査でも、今回の消費税増税の問題然り、多くは不満を持ちつつも結局は『仕方がない』と納得している国民が多いようです。これは日本人が八百万の神(やおろずのかみ)に象徴されるように、たいていのことを『受け入れる』国民性を持つといわれる所以でしょう。

ところで最近、あなたの周りで今回の消費税以外のことでも、いとも簡単に『仕方ないよね!?』という、諦めなのかどうでもいいと思っているのか分からないような言葉 を口グセのように発する人が増えている気がしませんか?

元々順応することが得意な日本人ではありますが、諦めることと、順応することとは一体ではないはず。特に、何事に対してもちょっと難しいと思っただけで、すぐに諦めてしまい、意見することもせずにそれに追従してしまう日本人が多くなった気が致します。『和して同ぜず』という言葉 がありますが、正しいことは正しいが、道理に反することは絶対に受け入れない、そんな気概を持って目の前の数多の困難に立ち向かってきた数多くの先達を思うと、少々寂しい気がしてなりません。

それを踏まえ、今回のビプロスニュースは『日本を弱くしているもの』をテーマとして、『依存体質を生む環境からの転換』、そして次号では『競争心を排除することの愚』と いうふたつの今の日本を弱くしてしまっている原因に関してご提言申し上げたいと思います。

『依存体質を生む環境からの転換』

『やりがいや達成感が感じられなくて。。』また、何か問題 が起きた時に『どうしましょうか?』と自ら考えもせずに すぐこういった相談をしてくるスタッフが、幹部も含めて増えていると聞きます。そもそもやりがいや達成感って、誰かが創ってくれるものなのでしょうか?問題にぶち当たった時、出来ないかもしれないという不安の中で必死に考え、もがき、悩み、多く の失敗をしてみて初めて得られる達成感。これは自分でし か創れないもののはず。

それが、いつからか家庭教育においても、子どもが悩む とすぐに答えを教えてあげたり、欲しい物があったらすぐ に買い与えてしまったり。そんな物分かりのいい優しい親が増え、子どもが、解決策や欲しいものを手にするために 自ら努力したり必死で考えたりする機会が少なくなって しまったのではないかと感じる事があります。このような親は優しいのではなく、実は子の成長を阻んでいるただの利己的な甘い(バカ)親といえるのではないでしょうか?

本来であれば、子どもの親に対する依存心というものは、自分が成長するのに合わせて修正されていくべきものなのに、親がいつまでも子離れを拒み続けた結果それがなされず、大人になっても誰かが助けてくれるのが当然与えてくれるのが当たり前、周りが助けてくれなければやれないといった甘ったれた感覚を引きずってしまっている 大人が増えてきている気がしてなりません。

またその他にも人の依存心を高めてしまうものがあります。それは技術の進歩に伴った『便利さ』。これも人が考えることをしなくなった大きな原因のひとつだといえるでしょう。

分からないことも、スマホがあればすぐ調べられる。知らない場所への行き方もナビが勝手に案内してくれ、道に 迷って歩き回ることもなく、簡単にどこへでも行けてしまう。電車に乗るのもスイカやパスモ。中には切符の買い方すら分からない人もいるのではないでしょうか?

こういった便利さが人から知力も体力も奪い、どんどん考えることをしない弱い人間を増やしてしまう。このような、昔と比べたら技術の面では間違いなく進化はしているものの、それに反して人間力の進化がおざなりになっている現状を憂慮せざるをえません。そして、これこそが今の日本を益々弱くしている元凶のひとつなのではないかと思います。

ではこのように、人間力が弱まってきていると思われる状況のままで、サロンのオーナーや幹部の皆様が将来に向 けて描いているようなビジョンやサロン創りが、果たして実現出来るのでしょうか?組織の発展は、人の成長の和。人の成長がなければ組織の発展は見込めません。このように、人が優しく(甘く)便利な、そして今後さら にそれが助長されていきかねない時代だからこそ、今出来ることを今始めなければ手遅れにもなりかねません。そう考えると、今こそが将来に向けてスタッフ一人一人を、そして組織を筋肉質なものに強化していくべきタイミングなのではないでしょうか。そのためにも、サロンのオーナーや幹部の皆様は、今一度スタッフ一人一人に向き合う姿 勢を見直してみる必要があるのではないかと思います。 時代は変わるのではなく、すでに変わりました。1を言って10理解してもらおうなどというのは、経営者のただの傲慢に過ぎません。依存体質が蔓延する時代だからこそ、目指す将来のためにその体質からの転換が急務なのだと思います。そのためには、スタッフに対して、答えが分かっていてもあえて教えず自分で考えさせる試練を与えたり、あるいはあえて不便を強いたりするなど、これからは、面倒くさいことと考えずに、リーダーご自身がスタッフ一人一 人に対してより厳しく、また、かける手間を惜しまず彼らに関わる時間を増やしていかなければいけない時代なのだと思います。

話は変わりますが、最近の旅行業界では、パッケージツ アーなどおぜん立てされているものではなく、自分で歩き、探しあてることなどを謳い文句にした『~を探す秘境の旅』等、あえてお客様に不便を強いるものが人気商品になっていると聞きます。これは非常に面白い現象ではないでしょうか。
人の質の変化と共に、お客様が求めるものも時代によって変化します。今まで、サロンに関わる多くの人たちが、右へならえで良かれと思って大事にしてきたサービスにも、もしかしたらお客様は飽き始めているかもしれません。痒いところに手が届くホスピタリティーを重視したサービスや、お客様を神様と考え常にお客様の言うことが善といった過剰サービス、あるいは一部の低価格こそがサービスだと価格一辺倒のサロン様だったり。今までの常識を疑ってみることも必要なのかもしれません。これからは、あえてお客様にご負担やご不便を強いるサービスなどを提案してみても面白いかもしれませんね?

だいぶ長くなってまいりましたので、テーマ『今の日本を弱くしているもの』-依存体質を生む環境からの転換- は、これにて終了させて頂きます。次号では、『競争心の欠如』-『だから組織の中では常に 上のポジションを目指さなければいけない』-についてお 話しさせて頂きます。

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